コラム
離婚せずに別居をする場合 生活費などのメリット・デメリット
離婚を考えたとき、その後の生活や子どもへの影響を考えるとすぐに離婚の決断をすることは難しいものです。 とりあえず別居を考えている場合でも、別居する前にこれからの生活に対してのお互いの考えを話し合うことはとても重要です。 本記事では、離婚せずに別居をする場合のメリット・デ
専業主婦は離婚時に財産分与を受けられる?チェックすべきポイント
離婚について悩んでいる際に、一番問題となるのは離婚後の生活とお金についてではないでしょうか。 特に専業主婦(または専業主夫)の方は、離婚時に財産分与で財産をちゃんと分けてもらえるのか、どれくらい受け取ることができるのか、と不安になる方も多いかと思います。 今回は夫婦がともに築い
熟年離婚の場合の財産分与|退職金・年金・持ち家などはどうなる?
婚姻期間が長い、熟年になってからの夫婦の離婚を「熟年離婚」といいます。 婚姻期間が長い分、離婚の際に財産分与の対象となる財産が多額となるケースも多く、かつ、婚姻期間が長ければ、その間に、財産分与や慰謝料など多岐にわたる問題が発生します。 また、定年後となると収入も減少する傾向に
離婚届を勝手に提出されたら、離婚は成立するのか?(弁護士:中澤 亮一)
協議離婚をするときには離婚届を作成し提出しますが、この離婚届は、当事者(夫婦)両名が直筆で署名することが原則として必要になっています。 ところが、夫婦関係が悪化してしまい一方は離婚したいけれども、もう一方は離婚したくないというような状況に陥ってしまった場合、離婚したい方が勝手に離婚届を作
離婚と別居(弁護士:山田 真也 )
裁判離婚における「別居」の意義 法律上、裁判離婚が認められるケースは、次の5つのケースです。 ① 配偶者に不貞行為があったケース② 配偶者から悪意で遺棄されたケース③ 配偶者の生死が3年以上明らかでないケース④ 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないケース⑤ その他婚姻を継続
婚氏続称の手続き 離婚後も苗字を変えない方法と注意点(弁護士:橘 里香 )
「婚氏続称」(こんしぞくしょう)とは、離婚後も婚姻中の氏(苗字・名字)を引き続き使用することをいいます。 1. 原則 民法767条1項は「婚姻によって氏を改めた夫又は妻は、協議上の離婚によって婚姻前の氏に復する。」と定めており、離婚すると、原則(=手続きを要せず当然に)、旧姓に戻ります
祖父母と孫との面会交流は認められるか?
1 子の父母以外との面会交流 夫婦が別居や離婚をしたときに、子は、両親のどちらか一方と暮らすことになりますが、その際、子を監護しない親が、子と直接面会したり、子と電話や手紙などの方法により間接的に交流したりすることを面会交流といいます。 面会交流は、子の利益を最も優先して考慮し
養育費を払わないとどうなる?支払いが難しいときの減額方法
離婚をして、子どもと一緒に暮らすことがなくなった場合も、法律上、子どもの扶養義務は継続しています。そのため、離婚によって親権者でなくなった親も、養育費の支払いという形で、子どもに対する扶養義務を果たす必要があります。 養育費の不払いがあった場合、場合によっては強制執行等により給与の差し押さえ
養育費はいくらもらえる?養育費の相場・算定方法について
離婚を考える際に、一番の不安は子供のこれからの生活のことではないでしょうか。経済的にやっていけるのか、その不安は大きいと思います。 養育費は、離婚後の子どもの生活を支える重要な要素となります。「養育費はいくらもらえるか?」「何歳までもらえるか?」「未払いを防ぐ方法はないか?」このコラ
共同親権の導入に向けた議論(弁護士:細野 希)
1 離婚後の親権者に関する規律の見直し 家族法制の見直しに関する中間試案の取りまとめに向けた議論において、離婚後の親権者に関する規律が検討されています。 現行法では、未成年者の子がいる夫婦が離婚する場合、どちらか一方を親権者として定めて離婚することが求められています。